【 里穂 】 「な、凪君……そ、そういうことは、恋人じゃない人に頼んじゃダメなのよ……?」
【 凪 】 「でも、俺……こんな風に、ずっと、あ、甘えたくて……」
【 凪 】 「寂しいんだ。ずっとおばさんみたいなお母さん、欲しくて……そ、それでも、ダメ……?」
【 凪 】 「おばさん、俺のこと……良太と同じ、息子みたいなものだって、言ってくれたよね……?」
【 里穂 】 「そ、それは……」
【 凪 】 「お願い、おばさん……俺、母さんがいなくなってからずっと寂しかったんだ……1回だけでいいから……」
 

何年も前にご両親を亡くした凪君。
一番甘えたい盛りに母親を失った彼のことを思うと……。

【 里穂 】 「す、少しだけ、よ?」
【 凪 】 「……う、うん、わかった、おばさんっ……!」
 

ぱぁっ、と輝くような笑顔を浮かべて、凪君は──。

【 凪 】 「う、うわぁあっ……や、柔らかいっ……すげー……俺、おばさんのオッパイ、触らせてもらってる……!」
【 里穂 】 「んぅっ……はぁ、んんっ……」
 

凪君の触り方は、女性慣れしているものではなかった。
手を震わせながら、自分本位に揉みこんで、温かみを少しでも得ようとするみたいに。
でも、いつまでも触らせるわけにもいかない。

【 里穂 】 「凪君、も、もう……いいでしょう?」
【 凪 】 「や、やだよ、おばさん。俺まだ全然触ってない……」
 

そう言って、凪君はもみもみ、もみもみと夢中でオッパイに甘えてくる。

【 里穂 】 「んんっ! ぁっ……はぁ、く、くすぐったいわ凪君……!」
【 凪 】 「ああ、おばさん……おばさん、俺、嬉しいよ……」
 

オッパイを揉んで、たまに頬ずりもして。

【 里穂 】 「んぅ、あっ……ちょっと、力が強いわ……んんっ……」
 

ちょっと甘えさせるだけのつもりだったのに、凪君は止まらなかった。
そして、だんだん私も体の芯が熱くなってくる。
夫に最後に触られたのが、いつだったかも思い出せないくらいにご無沙汰だったから……。

【 凪 】 「おばさん、乳首、透けてる……ドキドキ、してくれてるの?」
【 里穂 】 「も、もうっ──大人をからかわないの。ほ、ほら、もう離れてね……?」
【 凪 】 「い、いやだ……甘えていいって、おばさん、さっき言ってくれたじゃないか」
【 里穂 】 「それはそうだけど……こういうことを、何でもしていいって意味じゃなくて……」
【 凪 】 「じゃ、じゃあ。おばさん、もう1個だけ、お願い聞いて。そうしたら、や、やめるからっ……」
【 里穂 】 「な、なあに?」
【 凪 】 「おばさんのオッパイ、直接、見たいっ……」
【 里穂 】 「そ、それはダメっ……!」
【 凪 】 「そんな、お願い、おばさんっ……俺、寂しいんだっ……すごく寂しんだっ……!」
【 凪 】 「良太にはおばさんがいるのに。俺は、家に帰ると誰もいないんだっ……!」
【 里穂 】 「な、凪君……」
【 凪 】 「お願いだよおばさん。さっきからオッパイ触らせてもらって、よくわかったんだ」
【 凪 】 「温かくて、安心して……おばさんに甘えてると、な、なんか、母さんがいた時のこと、思い出すんだ……!」
【 凪 】 「俺のこと、ちょっぴりでも可哀想って思ってくれてるなら……お願い。オッパイ、見せて……!」
 

そんな切ないことを、こんなに懸命に言われたら……強く拒めない。
私みたいなおばさんの胸で、ご両親を失った凪君の心を埋められるのなら……。

【 里穂 】 「…………ぜ、絶対に、誰にも内緒よ……?」
【 凪 】 「──う、うん! 内緒にする! 絶対内緒にする……!!」
 

大丈夫。ちょっと見せてあげるだけだもの……。
私は凪君の懇願に押される形で服をたくしあげた。

【 凪 】 「うっわぁぁあぁっ……! たぷん、って跳ねたよ、おばさん……!」
【 里穂 】 「そ、そういう恥ずかしいこと、言わないで……凪君」
【 凪 】 「ご、ごめんなさいっ……でも、うわあ。すっごく大きくて、すっごく綺麗だっ……」
【 凪 】 「おばさんのオッパイ、綺麗っ……綺麗すぎるっ……」
 

凪君の賞賛の声はやむことが無くて、私はとにかく気恥ずかしかった。

【 凪 】 「あ、おばさん……乳首、なんか埋まってる……?」
【 里穂 】 「や、やだわ、凪君。見ないで……」
  陥没乳首は昔から私のコンプレックスで、でも凪君は視線を逸らしてくれなかった。それどころか──。
【 里穂 】 「んんんぅっ……!」
【 凪 】 「柔らかいオッパイに、コリコリした乳首、埋まってる……」
【 里穂 】 「凪君、だ、ダメ、そんなっ……指で触っちゃ……」
【 里穂 】 「ぁ、あっ……ダメなの、触ったらダメ、やめてぇ、凪君っ……ん、んんっ……!」
【 凪 】 「おばさん、声、かわいい……も、もっと触っても、いい?」
【 里穂 】 「触っちゃダメ、ダメっ……んあ、はっ、ぁ、あぁっ……!」
 

不審者だったら突き飛ばせる。
だけど、凪君は良太と同じくらい大切な、息子みたいな存在だったから。
生来、気が弱い、押しに弱いと言われてきた私は、厳しくたしなめることができなくて……。

【 里穂 】 「ぁっ──! や、やだっ、見ないで、凪君っ」
  乳首が勃ってしまった。顔から火が出そうなほどに恥ずかしい。