【 咲耶 】 「ひぅんっ、んふっ、んっ、あっ、あっ、あんっ」
 

 シコシコシコっと猛烈な勢いでチンコを扱きオナニーしていると、ふと、壁の向こう側から女の声が聞こえてきた。

【 剛史 】 「えっ、今の声は……」
 

 チンポを扱くのを止め、息を殺して耳を澄ませる。

【 咲耶 】 「んふっ、んぁ、あふぁ、あっ、あっ、んひぅ、んっ、んふぅ、んんっ」
【 剛史 】 「間違いない、あの彼女(ひと)の声だ……」
 

 オナニーを止めると、隣の部屋の壁……203号室に聞き耳を立てた。

【 咲耶 】 「あんっ、あぁ、そこっ、んふっ、あなたっ、あんっ、い、いいですっ、あっ、気持ちいいっ」
【 真宏 】 「ああっ、俺も気持ちいいよ、咲耶。ハァ、ハァ、んくっ、んっ、もっと激しくするよ」
【 咲耶 】 「んひぅ、んっ、は、はいっ、してっ、激しくっ、してくださいっ、んふぁ、あっ、あんっ」
【 剛史 】 「っ……やってるんだ」
 

 この薄っぺらい壁の向こうであの女性が、男と……あの旦那とセックスをしてる。
 壁に耳をはりつかせると、セックス真っ最中の夫婦の声が生々しく聞き取れた。

【 咲耶 】 「あはっ、ひんっ、あっ、あっ、激しいっ、凄いです、あなたっ、んふぁ、あっ、あっ、いいっ、気持ちいいっ」
 

 旦那が律動を激しくさせ始めたのか、あの女性が激しく淫らに喘ぐ。

【 咲耶 】 「んふぁ、おっ、おふぁ、あっ、あぁ、あなたっ、あなたっ、も、もっとしてくださいっ、あひっ、あひっ」
 

 見た目はおっとりとした清楚な雰囲気の女性だったけど、見た目によらず激しくよがりまくり、交尾に悦びの声をあげていた。

【 剛史 】 「くっ、壁が薄いのに大きな声で喘いで、とんだ淫乱じゃないか」
 

 文句をつけつつもあの女性(ひと)の、本物の喘ぎ声、雌の声に僕の性感は昂ぶりまくり、興奮に鼻息を荒くしながら夫婦のセックスを妄想し
 チンポを扱き始めた。

【 咲耶 】 「はぁ、はぁ、待って、あなた。今度は私が動きますから。布団の上でジッとしていてください」
【 真宏 】 「ああ、頼むよ、咲耶」
【 咲耶 】 「んくっ、んっ、んふぁ、あんっ、あんっ、あぁ、どうです、あなた、んふっ、あっ、気持ちいいですか?」
 

 騎乗位で繋がって、自分から積極的に動くなんて……あの女性(ひと)、見た目と違って本当に淫乱なんだな。
 旦那の股の上に乗っかって、自ら腰を揺すって、性器同士を交わらせている様子に僕の興奮も昂ぶっていく。

【 真宏 】 「ああ、咲耶のおっぱいが揺れまくって、くっ、中も蕩けるように気持ちいいよっ」
 

 あの女性のおっぱい、あのデカイおっぱいが、ぶるんぶるんって揺れている。

【 剛史 】 「ハァ、ハァっ、んくっ、うぅっ」
 

 夫婦の会話に妄想が膨らみを増し、尿道口からピュルピュルと小便みたいな勢いで先走り汁が放出され、畳に染みを作っていく。

【 咲耶 】 「あふっ、あっ、あんっ、あぁ、あなたっ、見て、もっとっ、私のおっぱい見てっ、興奮してっ、元気な子種をっ、中にくださいっ」
【 真宏 】 「ああっ、もうすぐっ、んっ、出そうだ。今日も注ぐからっ、僕たちの子供をっ、んっ、身籠もって咲耶っ」
【 咲耶 】 「はいっ、はいっ、身籠もりますっ、だからっ、あふぁ、あっ、出してっ、できるだけ奧でっ、んふっ、たくさん射精してくださいっ」
【 真宏 】 「ああ、出すよ、咲耶っ、咲耶っ」
【 咲耶 】 「んふぁ、おふっ、おぁ、あんっ、あんっ、あなたっ、あなたっ、出してっ、あっ、中出しっ、お願いしますっ」
 

 防音対策なんてまるでないボロアパートだということを夫婦は知らずにいるのか、気にしてないのか、声の大きさを気にする事なく
 激しく交わっている。

【 剛史 】 「ハァ、ハァっ」
 

 あの二人、生でしてるんだ。夫婦だから当たり前なんだろうけど、あの女性(ひと)の方から中出しをあんなふうにせがんでエロすぎるっ。
 今まさに膣内射精……旦那に種付けされようとしていると思うと、自分でも信じられないくらい興奮しまくり、チンポがビクンビクンと跳ねるように脈打った。

【 咲耶 】 「あふぁ、あんっ、あぁ、出てます。真宏さんの精液が中にいっぱいっ、溢れてっ、んっ、あぁ、たくさん出してください」
【 咲耶 】 「私、あなたの赤ちゃん、んふっ、あっ、身籠もりたいっ」
【 真宏 】 「あぁ、咲耶っ、咲耶っ」
【 剛史 】 「っ!」
 

 膣内射精が始まった。あの女性のまんこに、旦那の精子が注がれてるんだ。

【 剛史 】 「ハァ、ハァ、うぐっ、ううっ!?」
 

 薄い壁の抜こう側で、あの女性が種付けされていると思うと、異常なほど興奮し、僕は射精の瞬間を迎えた。
 ぶびゅるっ! どびゅるっ! びゅくっ! びゅくっ! びゅびゅっ!
 太く長いチンポはビクンビクンと脈打ちながら、尿道口から黄色気味に濁ったドロドロの精液が放精されていく。
 脈打ちながら吐き出される精液の勢いは凄まじいの一言で、放物線を描きながら部屋の窓へと降り注いでいった。

【 剛史 】 「ハァ、ハァ、うぁ、くっ、精液出まくってる。あぁ、こんなにたくさん出るなんてっ、初めてだっ、うぐっ、ううっ」
 

 どびゅっ! どびゅ! ぶっびゅううっ! どびゅびゅっ!!
 今まで味わったことのない強い興奮のせいか、極めて強い壮快感に包まれながら、勃起チンポを右手で擦りあげ、射精しまくった。

【 剛史 】 「はぁ、はぁ、はぁ……」
 

 思う存分に射精しまくり、部屋の窓と床をこってりとした精液で濡らすと、僕は寄り掛かるように壁に身体を預け、聞き耳を立てた。