【 詩織 】 「きゃ!?」
  私が振り向くよりも早く、背後に立った逆潮先生が両手で私の身体を抱きしめてきた。
【 詩織 】 「な、何をなさるんですか?」
【 逆潮 】

 すまないね。詩織君の話を聞いて、気持ちを抑えられなくなってしまったんだ」

【 詩織 】 「気持ちって……あっ、嫌っ!」
  先生が、私の身体に触れさせた両手を動かし始める。
【 詩織 】 「くふ、んん、いけません、先生っ……んぅ、ふっ、手を離してください」
 

状況に理解が追いつかず、パニックに陥りながらも、身体を身じろぎさせて先生の手から逃れようとする。先生はそんな私の身体を背後から抱いたまま、両手でまさぐるように乳房と股間を愛撫してくる。

【 逆潮 】 「初めてゼミで見かけた時から、ずっと詩織君を抱きたいと思っていたんだよ」
【 詩織 】 「そんな……! 嘘だとおっしゃってください、先生っ」
 

あんなに優しかった先生が、私のことをいやらしい目で見ていたなんて……。
信頼していた先生に裏切られたことに強いショックを受けつつも、長くセックスレスだった私の身体は、先生の愛撫に反応し始めてしまっていた。

【 詩織 】 「んっ、んふぅ、んっ、んっ、いや……んん、くふぅ、ダメです、先生」
  自分でするのとはまるで違う……乳房を揉んでくる手の力強さに、先生の中にある牡を感じ取り、全身が熱をもち始める。
【 詩織 】 「くふ、んん、そこはっ……やだ、擦らないでください。んふぁ、うぁ……んっ、はふぁ、う、うう……うっ」
 

パンツの薄い布地の上から割れ目を指で擦られるたびに、唇から甘い声を漏らしてしまいそうになり、緊張させた太股をぷるぷると震わせる。

【 逆潮 】 「遠慮することはない。旦那さんの代わりに、私が詩織君を慰めてあげるよ」
【 詩織 】 「い、いけません。先生と、そんなっ……もう、やめてくださいっ」
  懇願する私をよそに、乳房を揉む先生の手つきが力強さを増して、淫唇をなぞる指の動きも速くなっていく。
【 詩織 】 「はふ、んんぅ、ふ、んふ、んんっ……はふぅ、んふ、やっ……んん、うぁ、んっ、くふぁ……んんっ」
  夫以外の男性に身体を愛撫される嫌悪感とは裏腹に、先生の巧みな愛撫によって、私の身体は否応なく昂ぶらされていく。
【 詩織 】 「んっ、うぁ、はふ……ふぅ、ふぅ、んふっ……あふ、んっ、だめぇ……ふっ、んくぅ、ダメです、先生っ……」
  身体の火照りに同期して股間の辺りが疼き始めると、私は、濡れ始めていることを誤魔化そうと、両足をギュッと閉じさせた。
【 逆潮 】 「パンツに染みが出来ているよ。私の手で感じてくれているんだね」
【 詩織 】 「そんなこと……ふっ、くふぅ、感じてなんて、いません。もう嫌ぁ……んっ、んふぁ、はふっ……んんぅ」
  愛液の染みが出来てしまっている布地の上から、敏感な秘唇をスリスリと指先で擦られると、唇から抑えようのない甘い声が漏れる。
【 詩織 】 「ふぁ、んっ、んひぅ、うぁ、はふぅ……んっ、はふ、やめて、くださいっ……んっ、あふ、んふぁ、んっ……」
【 逆潮 】 「ふぅ、たまらないよ、詩織君。もっともっと、私の手で感じさせてあげたいんだ」
  先生は興奮気味の声で告げると、私が身につけているニットの上着の裾に手をかけ、グイッと捲り上げた。
【 詩織 】 「きゃ!?」
 

上着と一緒に捲り上げられたブラの下から、左右の乳房がほぼ同時に飛び出し、たぷんっ、という感じで胸元に垂れ下がる。

【 逆潮 】 「おぉ、これが詩織君の乳房か。大きさといい、柔らかさといい、想像以上に素晴らしいよ」
【 詩織 】 「み、見ないでください。うぅ、揉まないでぇ……んふ、んっ、はふぁ……んふぅ」
  逆潮先生は私の肩越しに生の乳房を凝視しながら、服の上から揉んでいた時以上の強さで乳房を揉みしだいてくる。
【 詩織 】 「くふぁ、んっ、くふっ……乱暴にしないでください。少し、痛いです」
【 逆潮 】 「すまない、つい興奮してしまってね。しかし、詩織君は強く揉まれるほうが好みなのではないかね?」
【 詩織 】 「っ、違います、はふぁ、んっ、違うのぉ……ふぁ、んっ、はふぁ、んふぁ……うぁ、あっ、あふぅ」
  咄嗟に否定の言葉を口にするものの、唇から漏れる声の甘い響きまでは誤魔化しきれなかった。
【 詩織 】 「んふぁ、はふっ……あっ、んぅ、ん、いやっ……んっ、んはぅ、はふぁ、んんっ……いやぁ……」
  男性特有の力強さで大きな乳房をグイグイと揉まれていると、性的な興奮が高まり、乳房の先端が熱く疼き始める。
【 逆潮 】 「乳首をこんなに堅くさせて、ひひ、実にいやらしいよ」
【 詩織 】 「言わないでください、ふぁ、んひぅ、乳首はダメっ……んひぃ、引っ掻かないで」
【 詩織 】 「あひ、んっ、んひぁ、ひぅ……うぁ、んっ、あひぁ、ひっ、あひ! んっ、んひぅ、んひぃ!」
 

乱暴なほどの手つきで乳房をこね回しながら、充血して突起している乳首の先端を指先でカリカリと引っかかれ、強い快感を得てしまう。

その間も、先生は左手の指を使って愛液で濡れたパンツ越しに淫唇を撫で擦り、刺激してきていた。

【 逆潮 】 「今はぜんぶ忘れて、私に身を委ねなさい。そうすれば、もっと気持ちよくなれるよ」
【 詩織 】 「はぁ、はぁ、先生……んっ、んはぅ、はふぅ……だ、だめっ……んっ、んはぅ、あひ……んっ、んは、んひぅ」